FTはもともとVMware Workstaionで培われたRecord&Replayという機能をサーバサイドに実装したもの(vLockStep)で、ESX障害時にも仮想マシンは無停止で運用が可能です。
良いんですが、制限が多いです。
使いようかなと思いますので、軽く整理しました。
ちなみに、FTで保護するためには、仮想マシンごとの簡単な設定ですみます。(仮想マシンを右クリックからFTを有効にするだけ)
うまくいかない人のために少しでもお役に立てたれば幸いです。
1.vMotionと同じくCPU処理の引き継ぎのため、保護対象の仮想マシンが乗っているESXとFTセカンダリ仮想マシンが乗っているESXの間でCPUの互換性が必要です。
また、vMotionに無かったものとしては上記に加えゲストOS種類もFT互換性としてあり、出来る出来ないに関係してきます。
2.Intel EPT (Extended page tables)、AMD RVI (Rapid Virtualization Indexing)などのハードウェアアシストと同時には使用出来ず、EPT/RVIは自動的にOFFになります。
3.Storage vMotionとの併用
4.MSCS(WSFC)ゲストクラスタを組んでいる仮想マシン
5.準仮想化仮想マシン (VMI)
6.仮想マシンへのデバイスのホットアド/リムーブ
7.スナップショットを持った仮想マシン
8.NPIV (Nport ID Virtualization)構成の仮想マシン
9.VMDirectPathとの併用
10.CD-ROMなどの物理デバイスや、USB、シリアル/パラレルポートなどの仮想デバイス
11.vADP (vStorage Api for DataProtection)との連携したバックアップ
12.FT化したい仮想マシンはvSphere HA Cluster内に存在しないといけない(HAが有効になっていない場合もFT化は出来ない)
13.FT loggingのためのネットワークが構成されていない(間違っている)
14.最も重要なことは、vCPUを複数もった仮想マシンは不可
それではまた。
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